死ぬほど忙しかった。
んで、数度体を壊した。
その諸悪の根源が、ウーパールーパーだ。
あやつが子を産んだおかげで毎日水換えと餌やりに時間を取られ、飼育マニュアルを作り、各県に配り歩き、あげくアフターケアまでする羽目になってしまった。来週多分橋を超えてきます。
おのれ…。
と憎しみも山ほどあるが、実は全く持って一ミクロンも憎しみはない。むしろ愛おしさで一杯。そして嫁入り先のSNSで元気に育って行く姿を見るのが最近の楽しみである。
そんな日々ももう終わり。子達は大きく丈夫になり、嫁ぎ先からの便りも減った。そのため爺は隠居してマンガを描こうと思った矢先…子達の親、オナモミと成平に異常が発生した。
最初はいつもの共食いと楽観視していたのだが、その傷口から細菌が入り大変な事になってしまった。
怪我はあっても細菌感染は初めて。水換えを怠った事はないし、水温だって大丈夫なはず。
なんでやねん…と思いつつ取りあえず全換装するべく掃除をしていたら、その原因は上部フィルタの奥にあった。腐敗した卵を守る粘液だ。一度目の出産の時は卵を確保するため全部別の水槽に移したから問題なかったのだが、2度目の産卵の時は卵を食べさせるため移動しなかった。
その結果、卵自体は全て食べきってくれたのだが、その卵を覆っていた粘液がポンプを通ってフィルターに行き奥で詰まってしまった。そしてそれがここ最近の温度上昇によって細菌の温床になってしまったようだ。
あくまで推測だが、ほぼ間違いないだろう。
急遽オペを開始、細菌感染した尻尾と腕の部分を切り取り除去した。(この方法が正しいかどうかはわかりません。絶対に真似しないでください。)
それが先週の土曜日の話。んで、日、月、火と3日たった。オナモミの方は出血も止まり、傷口の再生がはじまった。無論再度細菌の発生は起こっていない。ところが、成平の方は、尻尾はオナモミと同じく再生に向かっているが、腕の方が悪化してしまった。
おそらく手術した際にブルって(腕には骨があるので)完全に患部を切除できなかったため残った部分から炎症が拡大したのだろう。そんなわけでまたサクッとやってしまった。
まだまだこれからの経過観察が必要だが、おそらく…これで多分大丈夫なはず。
いやはや…焦った。
オレ偉そうに『飼育マニュアル』なんて物を作って配り歩いているが、その実何にも知らないし、何にも出来ない。「水質に注意しろ」って散々書いたのに、自分がこれだもん。説得力無いよ。
物凄くやるせない気持ちが一杯です。情けない限りです。
それでも一応責任を取る立場にあるので、ひっそり自己弁護のために”裏”マニュアルをここに記しておきます。
・生まれた卵を放置すると水質汚濁に繋がる。
・物理濾過された一見綺麗な水にも細菌が潜んでいる。
・フィルター掃除は奥までしっかり。
・ヤバくなったら切り取れ。ブルってしまわずしっかりと。
・手術の際は極力体に触れず、速やかに。しかし、暴れさせて別の部分に傷を付けないように。
こんな裏情報が必要にならないよう子供達には大きくなってほしい物です。
どうでも良いが、ウパ関係の絵は『残念』が表示されるようになっています。これは検索避けなので気にしないでください。