押しピン

wowakaが死んだ。

何だろう…瀧が薬で捕まったのと同じぐらいしっくりくるんだけど、オレにとっては色々あったぶん瀧よりもセンセーショナルだった。

…僕にとっては『アンハッピーリフレイン』を持ってそもそもwowakaは死んでいた。ヒトリエも聞いていたんだけど、一ミクロンも響く物が無かった。そういう意味では彼の歌は僕の定義する「初音ミクの曲」だったんだろうな…と今もって思う。

そんなわけで久しぶりにwowakaの曲を聞いていたんだけど…うん…。若い。

思うんだ…若さにも色々ある。例えばオーケンの初期の曲や拓郎や陽水の曲。尾崎の曲とかもそうか。

確かに若い。若いけど、それは今聞いても色褪せない美しさがある。聞けばあの時代の記憶が蘇り思わず苦笑いしつつ、上手い酒が飲める。

ところがwowakaの曲にはそれがない。確かに僕の心を打ち、速攻でCDを購入するぐらい大好きだったのに…。良い曲だし、考える物がないわけではない。今でも何度もリピートできる名曲なのに。

その理由はよくわからないんだけど、おそらく多分それが彼が死んだ理由なんだとわからないなりにわかってしっくりきている。

人生ってのはローリンガールよ。

でも尾崎も死んだんだよな?

 

はてさて

全ては『中二病』の名の元に完結する事象。

聞いている人間も中二病。作った人間も中二病。盛り上げた人間も中二病。

…でもね…きっと色んな中二病がある。

オレが当時患っていた中二病はおそらくなんだけど、媚びに媚びた中二病だった。異端であるが迎合していた。

それは同じように生きた人にしかおそらくわからない感覚。もし興味があったら『グミチョコレートパイン』を読んでもらいたい。アレはそれをもっと上手く表現した取扱説明書であり、それらの憧れで夢よ。

そんな人達が作った作品こそが僕の青春なんだ。

ところがだ…同じ中二病に分類されながら同意できない存在。wowakaとかは本当に異端だったんだと思う。

Coccoは大好きなのに椎名林檎が大嫌いなんだけど…わかっていただけるだろうか?

……中高のクラスを思い出してほしい。

思い出せない存在が僕達だ。ヤバい奴として記憶に残っているのがwowakaだ。きっと。

本当に孤高だった人間は2パターンの道をゆく。その道を極めるか、死ぬ(潰れる)か。

ところが孤高を気取っていたオレみたいなのは何だかんだで生きている。毎日死ぬ死ぬ言いながらラブソングを歌っている。ODとか自殺未遂は日常茶飯事で、宗教に嵌ってドエライ目に合っているが、きっと生きている。引きこもってネットの世界で世界を憎み、世界を滅ぼす物語を紡ぎ続けている。

なぜなら結局の所、我々の根底にある物は普通の人と同じ喜びや幸せ…生きる事だから。

我々はきっと誰よりも生きたいからこそ、死と言う発想に行きつく。生きていたいけど、生きられないから死を想像するんだ。生きている人にはわからないし、生きる事に興味がない人もたどり着かない世界。

そうした迷走の中で育まれた作品ってのは、少しずつ色を変え、味を変え良くも悪くも熟成されていく。

いつまでたっても『アンハッピーリフレイン』ではダメなんだ。

同じファン層に向けての曲を作るのは一流なのかもしれない。だけど、僕は時代と共に、幅広い世代に評価される人ほど美しいと思う。

オレはさ…瀧が返って来て卓球と「ドラッグは危ない物です。皆さん気を付けましょう」と歌う曲を心底聞きたいと思う。

それもまた中二病。

僕は生涯中二病。

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目安箱

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