押しピン

「大丈夫…」っと思って、昨日初めて更新したのだが、やっぱり穴があった。

多分もっともっと…大きな穴がありそうで、とてつもなく恐い。

一人ぼっちで生きるのはとても悲しい。

この世の中において本質的に人間は誰もが”独”である。隣の誰かが優しい言葉をくれる事もないし、友達が危機を救ってくれる事は絶対にない。

だからまぁ…ブルブルしながら匍匐前進していくしかない。

わかってはいる。わかってはいるけど、それはとてもとても恐いんだよ。

耳元で「大丈夫よ」っと一言頂けるだけで、世界は薔薇色になる。そこに根拠や証拠が何一つなかったとしてもだ。

僕はさ…水商売やっている女性を心の底から尊敬する。

そんなわけで、カッコいい男を観たくなったので見ることにした。『コマンドー』を。

以下ネタバレを含みますが、ネタバレする内容が無いので、何一つ気にする必要はありません。

 

この映画…一部で気が狂うほど人気で、面白いと言う話は聞いていたんだけど、実は一度も観た事がなかった。「どうせいつもやっているからその時でいいや…」と考えていたらその時は来ないって奴ですな。

んで、初めて観たわけなんだが…文句なく面白い。脚本と演出、カメラワークが天才的すぎる。アメリカ映画なのにヨーロッパの映画を見ている感覚になる。まぁ…ストーリー?は完全にハリウッドB級だけど。

でもこの作品を見て一番思った事が、アーノルド・シュワルツネッガーの演技が驚くほど下手くそだと言う事。

この人はどうしても『ターミネーター』のイメージが強く、そのターミネーターにおける演技はとても素晴らしいと思う。だけど、あれは役が無口なロボットだからこそ映える物だったのね。

実際に人間を演じさせると、単なるボディービルダーでしかない。セガールやブルースリーの様にアクションが素晴らしいわけでもなく、ロック様のように演技が素敵なわけでもない。

単なる筋肉。しかも無駄な筋肉。

まぁ…その下手さと筋肉によって『メイトリクス大佐』と言う奇跡のキャラが出来たわけなんだから、人の使い方は難しい。これを華麗なアクションとカッコいい演技だったら多分話題にすらならないクソ映画になってしまうんだから。

映画って難しい。

コマンドーはそれがたまたま奇跡の合致をする事で誕生した名作なんだろうけど、ジェームズ・キャメロンは、それをわかって作っている。これは本当に凄いと思う。

天才にも色んなタイプがあるわけなのだが、生涯を通して複数のヒット作を産み出した人間も大概の気違いである。それが全時代的なら尚更。

考えてみる…現在の社会で、手塚氏や藤子氏の作品が売れるのか…。

正直な話として、売れると思う。

だけど、その話を僕は好まないと思う。

彼らは天才である。全時代的に大名作を作り出すだろう。しかし、その天才を生み出す物は当時の背景でしかない。その時代を生きられない僕にはその作品を愛する事は出来ないはずなんだ。

結局的な話、天才ってのは感性がすさまじく、凡人の感性は止まっているのよ。

コマンドーしかり、色褪せない名作は存在する。だけど、それは前時代の名作でしかない。過去の遺物。

過去を蔑ろにはしないけど、なんだかんだで私たちは明日を生きなければいけない。その決意が大切なんだよな。

コマンドー…実に考えさせられる素晴らしい映画だった。

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目安箱

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