押しピン

最近人に「好みのタイプは?」と聞かれた。

…以前は「田舎の四女」と答えていた。この考えはいまだに変わらない。そもそもオレの嫁が『羽山海巳』なわけだからこの考えは生涯変わることがないんだ。ただ、コレは若いころの価値観によってもたらされた物である。つまり、幼少期の憧れであり、未だにそうかと考えるとちょっとぶれる。

30と言う歳を目の前に感じ、色々と妥協している現在、いつまでも羽山海巳を追っている事も出来ない。航君って訳ではないが、もうね一緒に生きていける人を追い求める歳ではないのよ。

そんなわけで、新しく『ロリババァ』と答える事にした。

私事ですが『GirlsForM』を刊行以来愛読書にして来たのですが、大好きだった作家が去り、今では『永久娘』に鞍替えしてしまっている。

ドM野郎である事は、一切否定しないが最近思うようになった。オレはさ…痛められている人間が好きなんじゃない。本能的な女の子が好きなのよ。そう言った女の子が描かれている作品=M男系に多いから、どうしてもそう言った嗜好になってくるが、微妙にニュアンスが違う。だから、最近のエゴ丸出しの『GirlsForM』がどうも苦手なんだ。

結局さ…人は人と生きていくことができない。ある一点において刹那的に結ばれている連続に過ぎない。それならば笑っていたい。それだから笑っていられる。

気づいてしまったんだ…オレ自身が”彼女たち”にとっての『ロリジジィ』になっている事を。歳をとる事のない彼女たちを画面越しから眺め、「若いな…」とほほ笑む老害に。

ハンバート・ハンバートの定義する『ロリコン』ってのは、本当はそっちなのではないのだろうかと思えてくる。

若人の皆さん…これが発達障碍者の末路です。こうならない様に、プライドは捨てて、醜くて、滑稽でも良いから、恋をせよ。先輩からの本気のアドヴァイスです。

 

はてさて

今週のとある日…私は舟に乗っていた。ゼルダ的なわらしべイベントをしていたら、島に向かうことになってしまったわけだ。

もちろん沖縄や淡路島のような、大きな島ではないし、観光地って訳でもない。本当の島。今の住民は300人で、日に4本しか舟がない小さな島である。

島と考えると上記した『南栄生島』や『初音島』ついでに『彼岸島』なんかのオレと縁深い作品の舞台なわけで、行く事が決まった時は久しぶりにウッキウッキでガッツポーズをしてしまった。

しかし、そのウキウキは舟の出る港に着いた段階で早くも崩れ去る。

いやね…日に4本しか舟がない位だから、みすぼらしい港で、みすぼらしい舟なんだろうな~と言うのは何となく覚悟していた。だけどその覚悟をあざ笑うかのように、容易く超えてくる有様だった。

まず、駐車場が浸水しているのよ。ここ数日雨が続いたためだとは思うんだけど、普通に2~5センチ水が溜まっている。海水ではないから車は止められるけど、止めて車から降りたら絶対に靴の中まで水が入ってくる。つまり、オレは今日一日濡れた靴と、靴下で過ごさなければいけない事が決定してしまう。

それでも、何とか乗船券を買おうと売り場に向かうと、その最中で島の人間に「お前は誰だ?」「何をしに来るんだ?」と問い詰められる。おそらく平日の昼間の雨の中、島外の人間が島に向かう事は異端だから、不審者に思われたらしい。話すと誤解は解けたもののもう帰りたかった。

肝心の船は漁船を気持ち大きくした程度であったが、それは想定の範囲内であったので特に何も思いはしなかった。ただ、収容人数が島の全員以上だと思うので、昔と今の栄枯盛衰を感じずにはいられない。

乗船客はおそらくオレ以外が全て島内の人間。平均年齢は60歳と言ったところだろう。なんと言うかね…恐怖だった。『禁煙』と書かれた船内で煙草を当たり前のように吸いながら、昼間から酒盛りをするおっさん達。既に酔い潰れて4席使って倒れているおっさん。絶えず独り言を叫び続けるおばぁちゃん。しかも独特の方言があるようでうまく会話を聞き取れない。それが更に恐怖を加速させる。…ここは日本か?と先日大阪の裏通りで見た光景をまたみている気分になった。

約30分で船は島に到着。到着して驚くのが、港に泊められている原付の量。島での移動手段はほとんどが、原付のようで船から降りた人間が全員原付に乗っていく。

もちろん酔っ払いや倒れていたおっさん、叫び続けていたおばぁちゃんも当たり前のように原付に乗っていく。しかも原付には一台もヘルメットが備わっていない。全員がノーヘルなのは当たり前、あげくナンバーがないのも多数ある。

治外法権?いや…島の道は全て私道だから構わないのか?オレは公認の治外法権の土地を知っているから、どっちが正解なのかわからないが、もう考える事を止めた。

わらしべイベントの相手は、到着時間に港まで来てくれていたので、イベント自体は到着後5分で完了。しかし、2時間後の帰りの船まで時間を潰さなければいけない。

わらしべイベントの相手に、「時間を潰せる店があるか?」と聞くが「そんな物はない。」と言われる。店は島に一軒だけ『剛田商店』のような、本土でいうコンビニがあるだけ。歩いて島の散策はできるそうだが、その日は大雨で出歩くのは危険だから止めておいた方が良いと説得される。

仕方ないので、オレは港の待合室でおそらく観光客に餌付けされたと思えるノラネコ数匹と共に2時間を過ごすことにした。暇すぎたので教えて貰った剛田商店に向かったのだが、その最中にオレは目を疑うたくさんの光景を目撃した。

船で30分…。たったそれだけ本土と離れる事で、人間の暮らしはここまで変わってくるのかと驚きを隠せない。オレは町から車で30分以上かかる山で生活していたことがある。風呂は五右衛門で、水は湧水で、基本自給自足の生活だ。野草とか食べていた。それを経験しておきながら、この島での暮らしぶりに空いた口が塞がらない。

道が続いているって事の偉大さ、そして母なる海の絶対的厳しさを思い知らされた。

待合室であっている間に、港の関係者の方の話が聞こえてきたがその現状はオレが考えるよりも凄惨だ。もうね…島が舞台の和やかなアニメや漫画を見れないほどに。

なんというかね…ここはもう×××だよ。〇〇〇よりよっぽど×××だ。大阪の裏側も怖かった。でも、あそこには光と闇が共存していた。一本通りを変えたらそこには光があったんだ…。

怖いモノ見たさと言えるかもしれない。だけど、今度は晴れた日にオレはまた島を訪れたいと思った。別にこの島でなくてもかまわないが、島での暮らしにはとてつもない興味が湧いてしまった。

人はなぜ生きているんだろう?

なぜ…生きていけるんだろう?

人は不思議で仕方がない。

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