押しピン

…人に好かれたい。

そう思わなかった事は実は一度たりともない。

知っての通り、私は歩く四面楚歌。生きている事自体が過ちで、存在しているだけで敵を作ってしまう才能の持ち主なのだが、それでも本音を言えば誰からも愛されたいと渇望している。

それためにこれまで…色々と全力で立ち向かってきたわけなのだが、その全てが間違っていた事に気づいてしまった。

いや…違うな。そんなオレの生き方を称賛してくれる人も少なからずいる。だから、全部が全部間違っていたわけではないと思う。ただね…オレが愛した世界と、オレを愛する世界が破滅的に乖離しているだけなのよ。

それはそれで悪くない。ただ…何というか俗に言う手遅れって奴ですな。

これまで自分の人生を分岐点ごとに修正修正修正修正と舵を切り直して、やっとこさ偉大なる航路に乗れたと思っていたのだが、どうやら…僕は赤い土の大陸を超える事が出来ないみたい。

正直な話、それで良いと思っている。もうね苦しみたくないんだ。もうね安らかに死にたいんだ。だからそれでいいのだ。

どこかの社長が月に行くらしい。

僕はそんな月を眺めている。

幸せの在り方を語る気力ももう失せた。

私は私の人生を退屈だったとは言わない。むろん幸福だったとも言わない。

結局の所、誰もがたどり着く帰結を迎えた気がする。

明日が来る。30年間変わらない明日が。

 

はてさて

先日…地元の先輩がライブをすると言うので、サクラ応援に行っていました。

先輩のライブに行くのは2度目だし、曲自体は聞かせて貰っていたので、行く前からわかっている事があった。オレは今回のライブで演奏される曲が全部嫌いだってことが。

前にココでも書いた気がするのだが、僕はバンドマンを始め、音楽をやっている人間の事が正直好きではない。そしておそらく向こうもそう思っているだろう。

僕は音楽と言う表現はしているが、その実は宗教家でしかない。やっている事は同じかもしれないけど、本質がだいぶ違うんだ。

誘われれば行くし、バンド・ライブと言う文化が田舎でも続いて行って欲しい願いがあるので喜んで協力はするが、絶対にあの音楽性に共感はしない。そう思ってライブに参戦しておりました。

そして一人の男と会った。

余りにも特徴的すぎる上に、観客の人数から僕が特定されてしまうのて詳しくは書けないが、彼こそがそのライブにおける唯一のアーティストであった。その風貌は完全に虐められっこであったが、周りが全員虐めっ子みたいな箱で堂々と独りで退かぬ媚びぬ省みぬのサウザーの如き舞台を作り上げた。

もうね…前衛的すぎて正直一ミクロンもわけわからんし、気違いとしか思えないけど…感動した。ゴトウイズミを初めて見た時よりもよっぽど衝撃的だった。

そうだよ…コレこそがオレの世界。アウェーな箱で見つけた憩いの場所。ただ…僕はそこにはたどり着けない。所詮僕は憧れるだけで何もできないゴミクズ。一生懸命音楽をするわけでもなく、彼のように命をかけて魂を震わせる事もできない。

どこにもたどり着けず、どこにも居場所が見つからず、あっちにフラフラ、こっちにフラフラ。

仕方がないので、ブログでも書こうかと、ありきたりにパソコンを付けると、アホほど目に入り込んでくる、自分の作品たち。

この作品達もまた、情けない制作者と同じで、どっちつかずの根無し草。気違いにも健常者にも慣れず、だからと言って媚びる事も許されず、隙間産業の隙間産業で作られた子達。

それを見ているとさ…滅茶苦茶やる気が出てくる。

いやさ…やっぱりオレ超天才だよ。

確かに、僕の作品もまた根無し草だと思う。だから、この作品達を僕は同じような根無し草に届けたい。そんな人が自分しかいないのならそれでも良い。自分の為に自分が最も誇れる作品を作って行こうと思う。

死ねるその日まで。

よくわかっていない人が沢山いるけど、バンドにしろ、ライブにしろ、マンガにしろ、絵描きにしろ、物を生み出す力がある人達が皆元気だと思うなよ。むしろ死にかけだからこそ、その生存本能から物が産み出されるのだと私は幾度となく感じてきた。

だからさ…そんな人達に「やる気に満ち満ちいる」なんて口が裂けても言ってはいけない。鬱病患者に「頑張れ」と言わないように。

かける言葉はただ一つ。

「お疲れ様でした」。

出来はどうあれ、四苦八苦して何かを作り上げた人達に最も届く言葉だと思う。根無し草には特に。

ブログ書いているだけで主張が一転二転。

…我ながら大分情緒不安定だな。

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目安箱

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