押しピン

…結局のところ何一つ解決しないまま。

今日が終わり、明日が始まり、そしてそのまま死んでいく。

ならば僕ができる事は、その代わり映えのしない当たり前を書き記すのみ。

って、わけでもう残り少ない時間で書きたかったアレコレをを盛大に書いてみよう。

 

はてさて

コレについて書くためにはまず僕の身の上話をしなければならない。

僕は優秀な家族の中に生まれた異端児だ。

何をやらせてもダメ。勉強面でも芸術面でも誰にも敵う事は無かった。

中二病真っ盛りの頃は、疑うことなく「僕はこの家の子供ではない」と信じていた。っと言うかそう思わないとやっていけない程度にはあらゆる事がコンプレックスの塊だった。

人間ってさ…物事を相対評価でしか判断できない生き物だと僕は思っている。

例えばの話をしよう。

車に関するトラブルが起きたとする。その時にもし整備士が友達にいたら、その友達に相談するだろう。しかし、整備士の友達がいなければ、車に詳しい友達に相談するだろう。それすらいなければ、お金を払って車屋に頼むだろう。

結婚式のウェルカムボードを依頼するとしよう。その時にもし知り合いに芸術家がいたらその人に依頼するだろう。絵の上手い友達がいれば、その人に依頼するだろう。そんな人がいなければ、諦めるだろう。

そういうお話。

僕を取り巻く環境は良くも悪くも恵まれていたため絶えず上がいる。そして上がいる環境の中では世間的には秀でた人間だったとしてもそれは下等な存在になる。

もちろんな話、それを直接口に出すものはいない。だけどさ…空気でわかるのよ。何よりそれを突きつけられる事が他の全てを退けて存在するグウの音もでない証明なのよ。

だからなんだろうな…僕は人から褒めてもらった記憶がほとんど無い。

唯1人だけ…。この人生において唯1人だけ、嘘でもお世辞でもオレの事を天才と呼んで祭りあげてくれるヤツがいた事はいたんだけどね…。そんな変わり者はやっぱりいつかいなくなってしまう。

彼がいなくなってから、僕を貶す人間には星の数ほど出会ってきたけど、褒める人間は1人もいなくなってしまった。

もうね…正直褒められる感覚って物自体を忘れかけていたよ。

しかしだ、ひょんな事から出会ったある人にたまたま僕の作品を見せたところ、なんとまさかのべた褒めをされる結果になってしまった。気が狂うほどに嬉しい反面、心のどこかでそれを疑ってしまっている自分がいる。「宗教の勧誘なんじゃないか?」とか「お金目当てなんじゃないか?」とか。

だけども、それを本人に確認取ると割とマジで怒られている感じがする。まぁ…よくよく考えるとオレなんてもう既にどっぷり宗教だし、搾り取るお金もないから騙す価値もない。だからきっと本音なんだろう。本当に僕を評価してくれているんだろう。

そう考えるともうね…なんと言うか…「ありがとうございます。」以外の言葉が見つからない。

あぁ…そうだ…このこそばゆい感覚と共に上がるテンション…。そうだよ…これがさ…すっかり忘れかけていた人に褒められる感覚なのよ。

…あの頃を思い出す。新作が出来る度にニヤニヤしながら読ませてたのよ…。「こんなネタで新作書こうと思っているんだ。」と提案したら、わざわざ参考資料を貸してくれたんだよ。それは今も僕の手元にある。

はぁ…。考えれば考えるほど後悔しかない。

あの頃はさ…恥ずかしくて言えなかったけど、オレは彼にどれほど感謝しなければいけなかったのだろう?

今の僕がいるのも、今の僕が何だかんだで作品を作り続けているのも、おかげで君に次ぐ2人目の存在と出会えた事も含めて。

ありがとうな。

今回の絵はどうだい?ちょっとは絵うまくなっただろ?

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目安箱

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