押しピン

大好きな人に会いに行く。

…当たり前のようで、これって今ではとても勇気がいる。

だけどさ、ほんの20年前までコレって至極当たり前の事であった。だって、連絡手段はそれしかなかったのだから。

人と人との距離はとても近づいたようで、とても遠くなったと感じている。

人見知りの引きこもりですのでコミュニケーション取るのは極力控えたいが、SNSで連絡を取り合うのよりは、直接会う方が遥かに気分が楽です。…何というかそう言うところも昔気質の引きこもりです。

…出会い系をやっていた時にも二言めには「会いませんか?」をしてことごとく散った経験がある。もちろんそれだけが敗北の原因ではないだろうが、この考えは多分絶対もう変わる事がない。

ひょんな事から自分の呟きを録音した音源の編集作業をしていたのだが、なんと言うか…信じられないぐらいキモいな…。

20年くらい前のドラマに出てくる秋葉原をうろついている気持ち悪いオタクのしゃべり方にビックリするほど酷似している。今ではもう絶滅してしまったバンダナ、穴開き手袋を装備しているアレだ。

なんと言うかな…とてつもなくキモいんだけど、とうとう此処までたどり着いたかと自分を褒めてあげたい。

気持ち悪いってのは、色んな意味合いを含めて一目は置かれている存在で間違いない。私はそうなりたかった。

アバダケダブラが使えるようになったら真っ先に自分を終わらせよう。

 

はてさて

アナログな人間である。

データなんて一ミクロンの価値もなく、物にこそ価値があると思っている。

だけどもだ…物は失われてしまう。物は何度もの使用によってすり減ってしまう。

最近、昔の曲をバンド形式に編曲する作業を行っているのだが、そうなって来ると昔の楽譜を引っ張り出してきて今風に書き変えなければいけない。だけど、一点物のオリジナルに手を加える事は絶対にご法度。故にその度にコピーを取って楽譜を弄っていたんだが、いちいちコピーするのが面倒だし、ミスをした場合封印からまたオリジナルを取り出してコピーしなければいけないので結局オリジナルにダメージを与える事になってしまう。

それならば…と言う事で、かつての楽譜をデータ化してインデックスで保管する事にした。

これで簡単に楽譜は量産できるし、大切なオリジナルを守る事ができるし、人に渡す時に気を遣わなくても良い。

思うんだけど、ほんとはこうして物事を管理する事が始まり、現在のように全てがデータで処理される時代になった。そんな時代でも手描きで絵を描いている私だから、やっぱり楽譜も最後まで手書きするんだろうな…。

今日の絵はその過程に見つけた絵である。

おそらく2005年に描いたせっちゃんの模写で1000%絶対に間違いない。色褪せたこのルーズリーフが13年の重みを感じさせてくれる。

同じように13年前に作った音源はデータとしてこのパソコンに未だに受け継がれてきているが、その音源を聞くよりもこのルーズリーフを手にする事で思い出が溢れんばかりに蘇ってくる。

奇しくも前回(2018年9月5日)の絵は同じタイプの絵なので、それと今回のせっちゃんを比べてほしい。

正直そんなに変わりがないと思う。

それは共にデータでしかなく、同じ編集ソフトを用いてパソコン上で綺麗に見えるように編集したものであるからだ。

だけど実際に紙媒体で見るとこの2枚の絵は僕の13年を十二分に物語っている。

やっぱりアナログよ。

この世の中には2パターンある。

アイドルのライブとバンドマンのライブだ。

前者は録音の方が素晴らしくて、後者は生の方が素晴らしい。

オレはそのどちらも悪くないと思う。

だけど、僕は後者の人間としてこの人生を終えたい。

だから気持ち悪がられようと…大好きな人に会いに行くんだ。

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目安箱

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目安箱