押しピン

誕生日って物が驚くほど大嫌いである。

人間に与えられた時間は有限だ。

特に私のように人生を無駄にしてきた人間にとっては一分一秒が惜しい。若さ以外に優れているものがないのだから。

むろん時間は毎日流れている。しかし、それはあまりにも当たり前すぎて中々認識する事ができない。

それを否応なしに認識しなければいけない日…それが誕生日だ。

産まれて来た事を喜べる人生ってのはどんなんだろうな?

僕は誕生日を祝う事はしない。だけど、辛く苦しい一年を生き抜く人々に贈り物を捧げる行為には強く同調している。

頑張れよ…。

いつか、忘れられるその日まで。

 

はてさて

今日は『ベーシストの日』らしいです。

誕生日云々『記念日』と言う商売根性たくましい文化が血反吐でるほど嫌いなんなんだが、自称「ベースの弾きないベース弾き」としては一応ベース愛でも語っておこうと思う。

そもそもな話…オレがベースを始めた訳は、新しいバンドを組む事になり、既にギターがいたから「お前ベースやれ」と言われたからだ。当時はギターを弾いていたのだが、別にギターに強いこだわりがあったわけでもないので、二つ返事でオレはベースをする事になる。

さてはて、ベースをするようになってオレは初めてベースが何なのかを知った。ギターやっていたし、前に組んでいたバンドにベースがいたからベースがどういう楽器でどんな音が鳴るのかぐらいは知っていた。でも、バンドとして曲を完成させていくうえでのベースの役割なんて全くわからなかった。昔のバンドはコピーだったし。

わからないのなら取る行動は一つ…。模倣だ。

その模倣に選んだベーシストは『THE BACK HORN』の岡峰光舟だった。

なぜ彼を選んだのかと言うと、ちょうどその頃夏フェスでバックホーンを知り、アホほど曲を聞いていたし、何より彼のベースラインがとてもとてもわかりやすい物だったからだ。

さてさて、つかぬ事をお聞きいたしますが、「あなたはベースの音が聞き取れますか?」

正直言うと、オレは聞き取れない。もちろんベースが鳴っているのはわかるし、どういう風に弾いているのか何となくはわかる。だけど細かい部分はわからない。何故かって言うともちろん耳が悪いからなのだが、それ以外にもJ-POPにおけるミックスの事情やベースと言った楽器の本質が隠れているからだ。

ベースってのは、実はバンドの中心である。

下にドラムがあり、上にギターがあると思ってくれればいい。その二つの楽器の音を混ぜるのがベースの本来の役割だと今のオレは考えている。だから、ベースの音はしっかり鳴っているのに聞こえないんだよ。ドラムやギターと同調しているから。

ところがだ…バックホーンのベースはそうではない。バックホーンはギターが本来のベースの役割を担い、ベースが本来のギターを担当している。

その結果…上記したようにとにかくベースが聞き取りやすいんだ。

バンドのスタイルはそのバンドの味であるのだからいろんな形があっていいと思う。ただ、僕はそんな事が何もわからないままにいきなり亜流とも言えるバックホーンのベースを真似る形でベースラインを作り出してしまった…。

おかげで僕がベースを担当した曲は、それが亜流であると気付くまでとにかく煩い…。

ギターはギターで、ベースはベースで前に出て弾こうとする物だから混じり合ってゴチャゴチャ…。ヤレヤレだよ…。もし、最初に真似たベーシストが岡峰光舟で無ければ…と考えなくもないんだが、やっぱり氏は僕にとって一番のベーシストである。

筋少の内田雄一郎。

八十八のマーガレット廣井。

スキッツォイドマンのキャプテンkt。

Xの沢田泰司。

アルフィーの桜井賢。

放課後ティータイムの秋山澪。

大好きなバンドの憧れのベーシストは沢山いる。だけど、やっぱりベースについて良くも悪くも教えてくれた岡峰氏は別格の存在である。

そして…そして…不思議な話ではあるのだが、オレが欲しくてたまらないベースを作っているメーカーを『MOON』と言う。昔試奏に嵌っていた時に弾かせてもらい、「いつか絶対…」と心に決めた最高の音が鳴るベースだ。

そのメーカーのベースを岡峰氏は”今”使っている。

“今”ってのは、試奏させてもらった時や、オレがバックホーンの模倣をしていた時代に岡峰氏が使っていたベースはフェンダーのプレベだったからだ。

MOONのベースはスラップをする人にはとても人気だが、ロックで使う人はほとんどいない。それなのに岡峰氏はその楽器に辿り着き、その事実を知らない僕もまたその楽器に辿り着いた…。

何かさ…やっぱりオレのベースの行く先は岡峰氏のベースなのよ。今はもう同調するベースラインを志、バックホーンのベースを崇拝しなくなったが、僕のベースの理想形はそこにあるのよ。

最近もっぱらドラムばかり叩いている私ですが、もしドラマーを拿捕出来たら速攻でベースに返り咲きたいと思っています。やっぱりさ…ベースは楽しいよ。と言うか、アホほどある選択肢から理想の形を追求できるバンドってのは本当に楽しいと思う。

ね?だから、バンド…やろうよ。

オレ…カスタネットでも良いから。

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目安箱

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